意外な関係?口腔内が全身の不調に影響する理由とは
近年、口腔内の粘膜にある筋紡錘(感覚受容器や反射センサー)が刺激されることで、筋肉や関節の緊張を引き起こし、さまざまな症状や関連する痛みが生じることが明らかになってきました。
歯の尖りや形を調整することで、これまで原因が不明だった筋肉の痛みや緊張が解消されることがあります。
これを関節軟部組織過緊張連鎖と言います。
関節神経学では、無意識の反射によって人間の体はずれていくと考えられています。
体は全身が繋がっているため、歯の形が脳に反射し、それが体の不調につながると考えられるわけですね。
症状の約8割が口の中にあることは海外では注目されていますが、日本ではまだ十分に認識されていません。
現代科学では、体に良いか悪いかを正確に測定する機械は存在せず、治療は対症療法が中心です。
原因不明の体調不調を解決する鍵は、もしかすると口腔内にあるかもしれません。